ネオモバから楽天証券へ株式移管_#38
お得な証券会社の組み合わせ。ある証券会社から別の証券会社に株式を移す (移管する) ほうがお得な場合があります。今回はSBIネオモバイル証券から、楽天証券に株式を移管します。双方にメリットがあり、良いところ取りをします。1株から株を買えるSBIネオモバイル証券と、株を貸し出し金利収入を得る「貸株」に強い楽天証券を組み合わせるのがおススメです。ポイ活としては、Tポイントを使ってネオモバで株を買い、単元 (通常100株) まで達した楽天証券に移し、貸株して株から金利収入を得る、というのがおススメです。今回は日本郵政100株と、iシェアーズ・コア・Jリートを2株移管します。
SBIネオモバイル証券
- 1株から株を買える (少額で株を手に入れることができる&所有者は投資家)
- Tポイントを使って株を買うことができる (このようにポイントで株などの金融商品を買う場合、一時所得扱いになり、年間50万円まで控除、それ以上は所得税が発生)
- きまった時間に成行注文のみ (デイトレ不可)
- 月間50万円未満の売買は手数料一律220円 (200円ポイントバックするので実質20円)
- 他の証券会社に出庫する手数料が無料
- 登録の銀行口座への出金手数料無料
- 貸株制度がない (SBI証券の口座も開いていれば、SBI証券に出庫すれば貸株可能)
- 楽天証券は、株を証券会社に貸し出す貸株制度が充実していて、貸株すると多くの銘柄で0.1%の金利収入を得られる。貸株しても問題なく売買できる。貸株する場合、信用取引の担保とできる金額が減るのだけど、信用貸株ならば、貸株した株を信用取引の担保にしながら、貸株をすることもできる。信用貸株の場合、0.05%の金利収入が得られる。どちらの方法でも、配当金や株主優待も受けとることができる。特に、信用貸株制度は現時点では楽天証券のみ。
- 1株単位で株を買うことはできない
- 株の入庫手数料無料
- 楽天銀行に手数料無料でいつでも出入金できる (メンテナンス時間以外)
今回の移管は手数料無料で、書類を1枚出せばOKです。送料も証券会社が出してくれます。ネット証券は、基本的にはどこも貸株をやっているので、ネット証券に口座を開かれている方は是非活用されると良いと思います。貸株の欠点としては、株式の名義人が投資家から証券会社に移る点で、この状態では証券会社が倒産した場合は、その金額が保証されない可能性があります (貸株しない場合は全額保証されます)。
なお、少額から株などを買える証券会社などには、ネオモバの他に、LINE証券、日興フロッギー、OneTapBUYなどがあります。ざっくり特徴をあげるとこんな感じです。
LINE証券
- 1株から株が買える (所有者は投資家)
- LINEポイントで株を買える
- LINEポケットマネーの金利 (最低金利3%、私の場合4%) 次第では、お金を借りて株を買うやり方もあり、例えば配当や優待で金利分元がとれるなら、お金借りて株を買う選択もやり方の一つ
- 価格が市場価格に連動 (デイトレ向け)
- 出金先はLINEPayは無料、銀行への出金は220円
- 貸株制度はない
- 移管手数料は1銘柄につき1100円
日興フロッギー
- 100円から株を買える
- 買い手数料は無料だが、売り手数料が高い
- dポイントで株を買える
- 単元 (通常100株) までは、所有者は証券会社で優待などを受ける権利はない
- 貸株はやってない?
- きまった時間に成行注文のみ (デイトレ不可)
- 他の証券会社から入庫する場合 (同時に開設される日興イージートレードの口座への入庫) 貸株手数料無料
OneTapBUY
このような特徴から、「ネオモバは少額から積み立て、ネット証券に出庫。」「LINE証券は優待狙い、もしくはデイトレ」「フロッギーは、少額で長期の積み立て」「OnetapBUYは優待狙い、デイトレ、もしくは米国株の少額積立」あたりがおススメです。